かつら5時間を乗り切るためにしたこと

神前式

「角隠し」にするにはかつらをかぶらなければいけません。

さらに、私たちの場合は、挙式の前後に写真撮影を予定していたため、5時間ほどの長時間かつらの重さに耐えなければなりませんでした。

どうしても角隠しにしたくて、いろいろ工夫して、無事に当日を乗り切ることができましたので、ご紹介します。

1│当日のスケジュール調整

できるだけかつらの時間を短くするようにしました。

スケジュールの調整については、プランナーさんや衣装さん、着付けの先生に相談してみるとよいと思います。

①不要な待ち時間をできるだけ減らした

私たちの場合は、プランナーがいなかったため自分たちで当日のスケジュールを組み立てていました。

かつらをかぶる時間はトータル5時間ほどを予定していたのですが、着付けの先生やカメラマンの方などにこれまでの挙式の様子を伺い、できるだけ不要な待ち時間を減らしました。

【例】
移動時間として、ロケーション撮影の前後に20~30分ずつ取っていたのですが、移動中も写真撮影の時間にする。移動時間は別途設けない。

白無垢だと移動が大変かなと思ったのですが、当日は意外と余裕で移動できました。

②着付けでは最後にかつらをかぶせてもらった

着付けが終わり、最後にかつらをかぶせる

これは、当日着付けの先生がご提案してくださいました。

私たちの場合は、着付けのシーンも写真&動画撮影が入ったのですが、着付けのシーンも撮影する場合は、かつらをかぶせた状態で撮影した方がより様になるので、いつもは先にかつらをかぶせるようです。

今回は、かつらの時間が長いことを心配して、先に着付けを完了させ、最後にかつらという順番をご提案してくださいました。

デメリットとしては、着付けのショットで、頭が少し不格好になります。

着付けのショットよりも、メインの写真や挙式のために少しでも体力を温存したくて、最後にかつらにしてもらいました。

着付けショット、頭が不格好

2│カツラのサイズ

かつらにもサイズがあり、意外と重要みたいです。

小さすぎると頭が締め付けられて痛くなりますし、逆に大きいと、頭とかつらの間に余裕ができてしまい、頭を動かしたときに重力が作用する力が大きくなるため首への負荷も大きくなります。

着付けの先生のところには、小と中の2つのサイズがありました。

私の場合は、小サイズだと頭が締め付けられるような感じだったのですが、中サイズだと大きすぎました。

そこで、着付けの先生が地毛のまとめ方を工夫してくださり、小サイズがピッタリはまるようになりました。

ふつうは地毛を後ろで1本に結ってまとめるようですが、私の頭の形は、後頭部が出ている(絶壁でない)ので、後ろで1本に結うと普通の人よりも後頭部にボリュームが出てしまいます。

そのため、小サイズのかつらがきつくなっていました。

そこで、地毛を後ろで結わずに、ピンで固定することしました。

そうすることで、後頭部のボリュームを抑えることができ、小サイズのかつらがジャストサイズになりました。

3│筋トレと体力づくり

「角隠し」に決めたのは、挙式のちょうど1か月前。

忙しくてできなかった日もありましたが、1カ月間のトレーニングを実施しました。

それでは、私が実施したトレーニングをご紹介します。

取り入れる場合は自己責任でお願いします。

①体力づくり│ウォーキング(競歩)

競歩並みのスピードで歩きました。20~30分×2セットです。

通勤を歩きにすることで、1日のサイクルに取り入れました。

②筋トレ│体幹を鍛える

動画引用元:【持久力トレーニング 体幹篇】 ダイアゴナル by POWER PRODUCTION

動画の筋トレ(応用編)を1日1回行いました。

③筋トレ│首を鍛える

動画引用元:首を3分間で鍛えるルーティン

こちらも1日1回行いました。筋トレ前に首のストレッチも忘れずに。

④ヘルメット訓練│頭への負荷に耐える練習

こちらは自作のトレーニングです。
写真のようなヘルメットを作成し、これをかぶって家事をしたり、できるだけ長い時間を過ごします。

人によっては首を痛める可能性もあります。
取り入れる場合は、必ず自己責任で行ってください。

[ヘルメットの着用時間]
初めの1週間は30分/回
2週間目は1時間/回
3週間目は2~3時間/回
4週間目は3~4時間/回

※1週間に3~4回くらいのペース。結婚式の準備が忙しかったり、睡眠不足の場合は無理しません。

■訓練用ヘルメットの作成

[準備物]
ヘルメット/500mlペットボトル/ガムテープ

[作成方法]
1)500mlのペットボトルに水を入れます。
2)ペットボトルをガムテープでヘルメットに固定します。
※お好みで、ヘルメットにかわいい布を巻いてかわいくします

[着用時のポイント]
・ヘルメットが緩い場合は、ヘルメットと頭の間にタオルを挟んで調整します。
あごひもは締めません。締めるとトレーニング効果が弱まるため。

⑤トレーニングの成果と注意点

挙式当日は、5時間ほどかつらをかぶっていましたが問題なく、最後まで写真撮影も笑顔で行うことができました。
また、着付けの時に先生から体幹がぶれないと褒められました。

私の場合は、1か月前から始めて、最後の方は当日に疲労が残らないように調整したので、効果があったかもしれません。

トレーニングを挙式直前に開始するのは、疲労の蓄積だけで終わってしまう可能性があるため、避けた方が良いと思います。

4│まとめ

■かつらに不安があるならまずはプランナーや衣装さんに相談を

■体力づくりと筋トレも意外と効果があるかも

私たちはプランナーがいなかったので、着付けの先生にいろいろとアドバイスをいただきましたが、やはり経験豊富ですごいなと感じることがたくさんありました。
不安なことがある場合は、まずはプランナーや衣装さん、着付けの先生に相談してみるといいと思います。

体力づくりと筋トレは、遅くても1カ月くらい前には始められるといいかもしれません。

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