誓詞①│オリジナル誓詞の作成経緯

神前式

神前式の重要な演目のひとつに「誓詞奏上」があります。

だいたいは、神社で定型文が用意されているようで、私たちも神社から定型文を渡されました。

その内容が嫌だったわけではないのですが、
私たちの現状と若干一致していないように感じたため、神社の許可を得て、誓詞を自分たちで考えることにしました

誓詞を自分たちで考え、清書をして当日用に仕上げるのは、結構大変でした。
ネット上でもあまり情報をみつけられなかったので
私たちが大変だったことや経緯、手順などをキロクします。

少しでも参考になれば幸いです。

▼大変だったこと・主な内容

① 経緯
 なんで誓詞を自分たちで考えることにしたのか

② 原案を考えるのは大変
 1~2日かかる、大和言葉慣れてない、文字数の調整etc

③ 全文の清書は大変
 時間がかかる(丸2日)、毛筆になれていない、上手く書けない

1│誓詞に対する想い

前述の通り、誓詞を自分たちで考えることにした理由は、
定型文が私たちの現状と若干一致していないように感じたため です。

神社から渡された誓詞の内容を要約すると、次のような内容でした。

【定型文の要約】

今日、私たちは夫婦の契りを結びました。

今日以降は、お互いに助け合い、いかなる時でも夫婦の道に背かず

明るく清らかな家庭を築いていくことを誓います。

これに対し、私たちの現状と一致していないと感じた理由は次の通りです。

【私たちの現状】

●私たちは、半年前に挙式を挙げる神社で結婚奉告(祈祷)を行い入籍。

●夫婦としての新生活をすでに始めていた。

●コロナの影響もあり、両家の顔合わせは行えていなかったため、今回の挙式は両家の顔合わせの意味も大きかった。
(オンラインで顔合わせ済み)

つまり、半年前に神社で祈祷をした際に、神様の前ですでに「夫婦の契り」を結んでおり、今回の挙式は「親族の契り」を結ぶという意味合いの方が大きかった

誓詞奏上は、神前式の演目の一つであり、前例にならい、まずは形式だけなぞるという考えもあるかもしれません。
しかし、どうしてもそのように考えられませんでした。

神様に誓いの詞を述べることは、人生においておそらく結婚という節目で神前式を選択した場合だけでしょう。

自分たちの想いを、自分たちの言葉で、神様に誓いたい。

そのようなことを考え、できるのであれば自分たちに合った誓詞にしたいと思いました。

2│神社に相談

誓詞を自分たちで作成することはできるのか
まずネットで調べてみたところ、自分で作成しても構わないとしている神社をいくつか見つけました。

ただ、挙式をあげる神社からはそのような案内はなかったため、それをやってもいいのか、相談してよいのか大変迷いました。

けど、一生に一度の結婚式。
何より「誓詞奏上」という演目を形式だけで終わらせたくなったため
ダメもとで神社に相談してみました。

初めはあまりよくない返事でしたが、なぜ自分たちのオリジナルにしたいのか、理由と想いを伝えたところ、神主さんに話を通していただき、OKをいただきました。

神主さんからは、次のようなお言葉をいただき、作成に当たる注意点を受けました。

【神主さんより】

●二人の結婚式なので、できるだけ二人の意向に沿うように進めたい

●誓詞については、オリジナルにしてもらって構わない。始まりと終わりだけ定型文のままにしてほしい。※
始まり:謹んで○○神社の大前にて申し上げます
終わり:令和○年○月○日 夫○○ 妻○○

●誓詞は、神様にあげる言葉のため、NGな表現がないように事前に原案を見せてほしい

※始まりと終わりを定型文のままにすることについては、各神社によると思います。また、神社ごとに誓詞の定型文が異なっているため、上記はあくまで私たちが挙式を行った神社における注意点になります。

3│まとめ

■誓詞ってやっぱ大切だと思う

神社から渡された定型文を読んだときにしっくりきたのであれば、別に自分たちで作り直す必要はないと思います。
けど、これから始まる夫婦生活・親族関係。
型にはめるのではなく、「自分たちの言葉」で神様に誓うのも、大変だけどなかなかよいですよ。

■神社に相談するときは想いを伝えるの大切

勢いと情熱は大切だと思います。
ちなみに、神社に情熱をもって相談・交渉したのは妻・私です笑
夫・ゆきたろうは最初「えーそんなことできるのー?」って尻込んでました。
神社や神前式って、男性を立てる?ような雰囲気があるのですが、なかなか動かない男性を待っているより、花嫁がさっさと動いてしまうのも手かもしれませんね笑

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