奉納酒 ②│奉納酒を決めよう!化粧箱も大切◎

神前式

奉納酒についての理解を深めたところで

次は、どのお酒を神様に納めるのか決めていきましょう。

1│奉納酒のキホン

一般的には、次のような感じのようです。

■2本セットが基本

2本セットの理由は、1本はお供え物、もう1本は参列者に振舞われるためのようです。
神前式の場合は両家から1本ずつという意味のようです。
(前者の理由は、地鎮祭などのときでしょうか・・?私たちの神前式では奉納したお酒が振舞われることはりませんでした。)

■清酒を納める

神事に使われるので、透き通っている(濁りのない)清酒だとよいそうです。
(地域によっては、地酒の焼酎やワイン、果実酒などが使われることもあるとか)

本来は、白酒(しろき)・黒酒(くろき)・醴酒(れいしゅ)・清酒の4種をお供えしていたようですが、現在は簡略化されて清酒のみをお供えするようになったようです

~ 清酒 と 日本酒 の違い ~
「清酒」は、日本酒の他に、海外産を含め、米や米麹などを主な原料として発酵したお酒をいう。
一方で「日本酒」は、日本産米を使い、国内で醸造したもののみ
海外産米を使用、もしくは海外で醸造したもの(清酒)は、日本酒とはいわない。
(参考)国税庁│「清酒」と「日本酒」について
なお、にごり酒は清酒に含みますが、どぶろくは清酒ではないようです。

■銘柄や値段に決まりはない

銘柄、値段、ランク、どれも決まりはないので好きなものを選んでよいようです。

~ 迷ったときの参考 ~
縁起のいい名前を選ぶとよい
 (例)松竹梅、白鶴、福寿など
・地元の神様にお供えするので、地元で造られている地酒だとよい
・最も等級が高い「特撰」を選ぶとよい
 清酒(普通酒)には特撰・上撰・佳撰という分類がある
自分が好きなお酒でもよい
迷ったら地元の酒屋に相談しても◎

■のしをつける

のし上:奉納 または 奉納酒
のし下:フルネーム または 両家

2│ゆきたろう家では

両家の地元のお酒

ゆきたろう家では、清酒(透明なもの)であれば、銘柄や値段に決まりがないのであれば、「両家からの奉納」ということで両家の地元のお酒を1本ずつ奉納することにしました

・ゆきたろう:地元の知られた酒蔵をチョイス
・よー:じいちゃんが好きなお酒の酒蔵をチョイス

お酒のランクは特別純米で揃えた

ここで問題になったのが、お酒のランクです。

値段やランクに決まりはないって言われても、お酒のランクってたくさんあって、安いものだと1000円くらいから、大吟醸などの高いものだと5000円前後とか・・・

決まりはないといっても、一生に一度の結婚式で、神様にお供えするとなると、その酒蔵で一番高いものにした方がいいの??・・・などとても迷いました。

そこで、酒蔵の方に奉納酒におすすめのお酒を相談しました。

酒蔵兄さん①<br>ゆきたろうチョイス
酒蔵兄さん①
ゆきたろうチョイス

■おすすめ:純米大吟醸
■理由:
しっかりした味わいのお酒で、うちのおすすめのお酒です。

酒蔵兄さん②<br>よーチョイス
酒蔵兄さん②
よーチョイス

■おすすめ:普通酒・上撰
 (そこの酒蔵の普通酒では、一番高い等級が上撰)
■理由:
こちらのお酒は、昔の1級酒で、現在でも慶事や催事等の際に使われています。
また、奉納したお酒が自分のところに戻ってくる(※)のであれば、もう少しランクが高くてもいいと思うのですが、自分のところには戻ってこなく、完全に「奉納」ということであれば、そこまで高いランクをおすすめはできないというのが酒蔵としては正直なところです
奉納酒については、特に決まりがないので、お客様の気持ちを納めることになります。
※2本奉納したうち、1本が戻ってくる神社などもある

2本のお酒でだいぶランクが異なり、さすがにランクは揃えた方がいいのではないかということになりました。

よーチョイスの酒蔵のお兄さんから、慶事でも普通酒・上撰が使われているということとだったので、今回は「特別純米酒」で揃えることにしました。

~ お酒のランク ~

純米大吟醸・大吟醸  ←酒蔵①おすすめ
純米吟醸・吟醸
特別純米・特別本醸造 ←今回はここで揃えた!
純米・本醸造
普通酒(特撰・上撰・佳撰)←酒蔵②おすすめ

(参考)酒の雫│日本酒のランクとは?純米大吟醸や純米酒の違いをわかりやすく解説

3│化粧箱

2本まとめて1つの箱に入れたい

神社からは、奉納酒の準備にあたり、「お酒は箱に入れてほしいが、1本ずつ用意しても構わない」と言われていたのですが、2本を1セットとして扱いたかったので、2本をまとめて1つの箱に入れたいと思いました。

また、今回は別々の酒蔵から用意したので、無地の化粧箱を用意したかったのです。

無地の化粧箱を取り扱っているお店がない

いろいろな酒蔵や酒屋のオンラインショップも見たのですが、1升瓶が2本入る化粧箱を取り扱っていても、その酒蔵の名前が入っているものばかり・・・

化粧箱を取り扱っている業者もあったのですが、大量注文の企業向けで、個人から注文は受け付けていないとか・・・

再び酒蔵のお兄さんに相談

そこで、再び酒蔵のお兄さんに相談してみたところ

正式な製品では無地の化粧箱は取り扱っていないが、サンプル品でいただいたものがあり、今回限りであれば提供可能とのことでした。

お酒を注文前だったので、お酒と合わせてお願いしました。

酒蔵のお兄さんには、本当にお世話になりました~!

4│まとめ

■迷ったけど、ランクを上げて「特別純米」という考えに

奉納酒を決めるのは、結構迷いました。
ランクに決まりはないみたいですが神様にお供えするもの、一方で、2本のお酒をどのランクで揃えるかで予算が結構違ってきます。神様にお供えするもので予算のことを考えるのは本当に申し訳ない気がするのですが、他にも準備する物がたくさんあり、どうしても予算をシビアに考えざるを得ません。
結局私たちは、奉納酒のベースを普通酒と考えて(大吟醸での準備をベースとせず)、普通酒よりランクを上げた「特別純米」を用意しよう!という考えで、落ち着きました

~ お酒のランク ~

 

純米大吟醸・大吟醸
純米吟醸・吟醸
特別純米・特別本醸造   ←今回はランクを上げてここに!
純米・本醸造
普通酒(特撰・上撰・佳撰)  ←奉納酒のベースをここにした

■迷ったときや困ったときは、酒蔵や酒屋の方に相談しよう

お酒ってわからないことばかりですよね。
ネットに乗っている情報も限られていますし、困ったら酒蔵の方に相談するとよいと思います。
今回、ご相談した酒蔵のお兄さんはとても親切で、最後までご丁寧にご対応いただきました。
じいちゃんが大好きな酒蔵さんでもあるので、今後もお付き合いさせていただければと思ってます!

コメント

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